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2011アメリカツーリング#8 のんびりのはずが感動の連続!ターコイズのプレゼントと津波パッチが結んだ縁

Sturgis

スタージス4日目。朝、またBOSSがレインボーカーブに立ち寄ってくれました。
昨日に続いて2日連続で顔を出してくれるなんて——また来てくれた——それだけで、なんだかうれしくなりながら出発を見送りました。今日はみんながインディアンの聖地と呼ばれる山へ走りに行くのを見送って、ルルときんさんはのんびり過ごすことにしました。たまには休むのも旅のうち。

もくじ

休養日の会場散策——のんびり歩くスタージスも悪くない

みんなの出発と一緒に会場へ。 いつもはツーリングの合間に立ち寄る感じだったけれど、今日はゆっくり歩いて物色。昨日まで気づかなかったお店やアクセサリーも、のんびり見て回るとまた違って見えます。

少し離れたブロークンスポークサルーンへ立ち寄ると、店内に大きな世界地図が。
「どこから来た?」とピンを差す仕掛けがありました。東京を探してみたら——ない。
じゃあ、私が最初ってこと?せっかくだから東京にピンを刺してきました。

メインストリートをフラフラと買い物したり、疲れたらサルーンに入ってライトビールを飲んだり。
コンビニの外に座り込んでホットドック食べたり。とくにまわる予定も立てずに、ただ町を楽しんだ一日。

町中を行きかう数十万台のハーレー——エンジン音、ふかす音、ときには会話も聞こえなくなるくらいの轟音。
でもスタージスでは、それが心地よいのです。
ハーレーが好きだからなのか。それともこの雰囲気に染まってしまっているのか。

騒音すら演出のうちの一つ、とすら思えてくる。深夜も早朝もレインボーカーブを通り抜けるバイク音すら、うるさいとは感じないのだから、もうこれは完全にスタージスにやられています。

スタージスでやらかした話——バドワイザー片手に外へ出たら囲まれた

スタージスにはスタージスポリスがいます。当たり前の様子で、みんなハーレーに乗っています。
しかもタンクがスタージスオリジナル塗装で、見るだけでかっこいい。

普段はとっても穏やかで、一緒に写真も撮ってもらいました。 ……でもルル、一度だけ囲まれたことがあります。
オープンエアのバーでバドワイザーを飲んでいたとき、みんなが飲み終えて瓶を捨てて歩道へ出ていったんです。
ルルも慌てて後を追ったら——瓶を持ったまま外に出てしまっていた。

気づいたときには、3人のお巡りさんに囲まれていました。
怖い顔で何か言われているのはわかるんだけど、英語が全然わからない。
「あ!瓶にビールが少し残ってるから持ち出し禁止なのかな?」と思って、とっさに飲み切ろうと口をつけようとしたら——「NO!NO!NO!」 どうやら屋外での飲酒が禁止されているとのこと。

屋外といっても、さっきまでいた場所は柵一枚隔てたバーの中。一歩外に出た瞬間にアウトだったわけです。 スタージスのルール、ちゃんと覚えておきましょう(泣)

きんさんからのプレゼント——スタージスの記念にターコイズを

アクセサリー屋さんでターコイズのネックレスや指輪を見ていると、何とも可愛いネックレスを発見! きんさんが「記念に」とプレゼントしてくれることになりました。スタージスの記念のプレゼント。ずっと大切にしようと思います。

VIBESを知っているアメリカ人と津波パッチ——言葉のいらない瞬間

ウロウロと歩いていると、きんさんが突然アメリカ人に「写真を撮らせてほしい」と声をかけられました。
ほんと、きんさん人気高し! カタコトの英単語とジェスチャーで出身地などを答えていると、どうやら相手はVIBES誌を読んでいて、誌面に登場するある有名なバイクのファンだということがわかりました。

「もしかして……?」とピンときたルルがきんさんに耳打ちすると、きんさんが「OH! He is my friend!!」と一言。
相手のアメリカ人、大喜び! どうやらアメリカ人は日本の”汚らしい”バイク乗りが好きらしい。……

ここで一言 言い訳をさせてください。「汚らしい」というのは貶し言葉ではなくて、ルル的には最大級の誉め言葉のつもりです。ワイルドで渋くて、唯一無二のスタイル——ルル自身も日本の”汚らしいバイク乗り”をとっても格好いいと思っています。

きんさんのベストには、岩手のVラリーの「津波チャリティーイベントパッチ」が縫い付けてありました。
そのパッチを指さして「Tsunami Charity Event Patch」と伝えると、相手のアメリカ人はひと言も言わず、悲しそうな顔をしました。 それから、「写真を撮らせてほしい」と、きんさんのベストをパチパチと撮影していました。

言葉が通じなくても、2011年に何が起きたかはアメリカでも伝わっていた。バイク乗り同士が、パッチひとつで気持ちを分かち合えた瞬間でした。

「nice couple!」「Cute girl!」なんて言われて、すっかり上機嫌になったところで夕方に会場を後にしました。

スタージスのイベント期間ってどのくらい?

ルルが参加した2011年当時、スタージスラリーは約1週間のイベントでした。その後、2016年から約10日間へと拡大されています(75周年の2015年は参加者数が史上最多を記録した記念の年でした)。週の前半(月〜木)は参加者がピークに達し、週の後半(金〜日)になると徐々に人が帰りはじめます。土曜日にはメインストリートの賑わいが落ち着き、日曜日にはほとんどの露店がかたづけムードに。来場を検討している方は、週前半の到着がおすすめです。

その夜は、レインボーカーブで最後の夜をのんびりと過ごしました。
スタージスは1weekのイベント。週の後半になると、そろそろ家路に向かう人も増えてきます。

今日は金曜日——出発を控えた人たちがお別れを言いにきたり、名残惜しそうに写真を撮ったり。
メインストリートも土曜日にはずいぶん人が減って、日曜日にはほとんどの人が帰り、露店もかたづけムードになります。

なんとなく哀愁が漂ってくる、週の後半なのです。 明日はここを離れる。スタージスが、すこしだけ遠くなっていく気がした夜でした。 ——9日目へ続く。

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