【目を守るのもルール!?】アメリカでのサングラス着用義務とは
アメリカをバイクで旅するとき、意外と知られていない交通ルールがあります。
それが、**「走行中はサングラスなどで目を保護することが義務」**ということ。
実はこれ、いくつかの州では法律で定められていて、
違反すると取り締まりの対象になることもあるんです。
▶ 色付きじゃなくてもOK!大事なのは“目を守ること”
「サングラスって色付きじゃないとダメなのかな?」と疑問に思っていた私。
でも現地で出会ったライダーさんが教えてくれたのは…
「色は関係ないよ。
透明のメガネでも、ヘルメットのシールドでもOK。
要は、風や砂ぼこりから目を守れているかどうかが大事なんだ」
つまり、目をしっかり保護できるものであればOKなんです。

▶ アメリカの道は乾燥&砂ぼこりがスゴい!
アメリカの道は、日本と比べてとにかく乾燥&砂ぼこりが多い!
広大な大地を走る道には、何も遮るものがなく、
車の通ったあとの細かい砂やチリが風で舞い上がるのは当たり前。
「ノーヘルOKなのに、サングラスは義務!?」
…と最初はちょっと不思議でしたが、
これはアメリカらしい“自己責任+他人への配慮”の発想かもしれません。
「転んで頭を打つのは自己責任。でも、眩しくてハンドルを切り損ねて事故を起こすのはダメよ」
…というニュアンス、なんだか納得ですよね。
現地のガソリンスタンドやバイクショップでも手に入りますが、
最初の1本は、日本でしっかり準備していくと安心ですよ。

▶ 急な雨や雹(ひょう)にも要注意!視界の確保が命綱
アメリカの旅では、突然のスコールや大粒の雹に見舞われることも。
「逃げる場所がない…」
「雲が近づいてるけど、止まるタイミングがない…」
そんな場面も少なくありません。レインウェアとシールド付きのヘルメットはすぐに出せるところに積載しましょう。

✅ ルルの「視界対策セット」はこれ!
アイテム | 理由 |
---|---|
クリアシールド付きヘルメット | 雨天・夜間でも視界がクリアで安心◎ |
薄色ゴーグル | 日差しを遮りながらも、視界は暗くなりすぎない |
コンパクトなレインウェア | すぐ取り出せて便利!車載バッグに常備 |
替えのサングラス | 天候や時間帯で使い分けられるとベスト |
目を守る装備は“旅を続けるため”に絶対必要!
旅先の空模様は変わりやすいもの。
でも、そんな変化にしっかり備えておくことで、安心感がまるで違います。
荷物はできるだけ軽くしたいけど、目を守る装備だけは絶対に削らないで!
太陽が照りつける大地を、まっすぐ走り抜けるあの瞬間――
サングラス越しに見るアメリカの風景は、きっと一生忘れられない思い出になるはずです。
次回は、アメリカの「ノーヘルOK⁉」など、装備のルールや州ごとの違いについてご紹介します。
アメリカならではの“ライダー同士の挨拶”に胸が熱くなる

アメリカには、ライダー同士がすれ違うときの独特の挨拶があります。
右側通行なので、対向車は自分の左側をすれ違いますよね。その瞬間に――
親指を立てたグッドサインを、斜め45度下に向けてスッと出す。
それが、アメリカのバイク乗りたちの“挨拶”なんです。
前から何台ものバイク集団が来たとき、ほぼ全員がグッドサインをくれて――
「Welcome to the ride!」って言われたような気がして、
もう胸がぎゅっと熱くなってしまいました。
「私、今アメリカを走ってるんだなぁ…」って実感できる瞬間。
かっこいいし、嬉しいし、何よりあったかい。
日本は左側通行なので、この挨拶はちょっとマネできません。
でも、あのサインは、まさにアメリカの広い道と自由な風景にぴったりな、
“バイク乗りの文化”そのものでした。
最初は慣れなくてドキドキしても、
数日間アメリカを走り回ればすっかり板についてきます。
対向車が来るのが楽しみになる――そんな旅の一部になりますよ!