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リアル体験&走行トラブル注意点

おすし

「アメリカでバイク旅って…にゃんかドキドキするにゃ!トラブルとか、大丈夫だったんかにゃ⁉︎

Ruru

うん、いろいろあったよ。笑っちゃうようなハプニングもあれば、ヒヤッとした場面も。でもね、それも全部、忘れられない旅の一部になったの。

初めてのアメリカツーリングは、道も文化もバイクも日本とはまったく違います。
どんなに準備をしていても、予想外のトラブルやハプニングはつきもの。
このシリーズでは、実際の体験を通して「こんなこともあるんだ!」という気づきをお届けします。
笑えることも、ヒヤッとした瞬間も、すべてが“忘れられない旅の一部”。
これからアメリカを走る人の不安が、少しでも軽くなったら嬉しいです。

もくじ

交差点で立ちゴケ!? アメリカ人の優しさに救われた瞬間

出発はデンバー、レンタルしたのは巨大なウルトラ

202●年の夏、私たちは夫婦でタンデムツーリングに出かけました。
出発地点はコロラド州デンバー。目的地は、バイカーの聖地――サウスダコタ州スタージス!

夫は日本ではエボのローライダーに乗っていますが、今回のアメリカ旅では**エレクトラグライド・ウルトラ(Milwaukee-Eight)**をレンタルしました。

私が後部座席に座るタンデム旅ということもあって、ウルトラの乗り心地の安定感、シートの広さ、荷物をくくれるリアボックスはとてもありがたく、何より長距離を快適に走るには最新式のウルトラがベストだったんです。


まさかの出来事は走り出してわずか5分

そんな理想的なツーリングバイクで、ワクワクしながらスタートした私たち。
ところが、レンタルショップを出てわずか数分後、予想外の出来事が待っていました。

交差点の左折で一時停止をした際――
夫が左足を地面についた瞬間に、バランスを崩してしまったんです。


足が届かなかった原因は“道のうねり”

どうやら、足をついたアスファルトがわずかに下がっていたらしく、
バイクを支えるには足が届ききらなかったとのこと。

❝ほんの数センチの誤差が、400kg近いバイクでは致命的❞

車体はゆっくりと傾きはじめ、ウルトラの重さを支えきれなくなった夫が叫びました。


「おりて!」と叫ぶ夫、私もとっさに飛び降りて…

「あぶない!おりて!おりて!!」

とっさの判断で、私もすぐに飛び降り、次の瞬間、バイクはそのまま**ドシン!**と倒れました。

幸い、私たちはどちらもケガはなし。
とにかく体が先に動いたおかげで、大きな事故にはならずに済みました。


降りてきた2人のアメリカ人と“助けてもらえた記憶”

交差点の反対側には、ちょうど左折して入ってくる対向車が2台。
私は思わず両手を大きく上げて「止まって!」とジェスチャー。

すると、その車たちはすぐに停車し、中から2人のアメリカ人男性が降りてきてくれたんです。


あの苦笑いは、今でも忘れられない

彼らは何か英語で声をかけてくれていたけれど、
そのときはもう頭が真っ白でほとんど聞き取れませんでした。

でも、あきれたような、でもやさしい苦笑いが印象に残っています。

「まったくもう、こんなところで…でもしゃあないな、手伝うよ。」

みたいな、そんな空気感。

「荷物もいっぱいやね、こりゃ重いわ〜」と笑いながら、
私たちと一緒にウルトラを起こしてくれたんです。

あの荷物満載の巨体バイクは、私たち2人だけでは絶対に動かせなかった。


見知らぬ街の、見知らぬ交差点で、
見知らぬ誰かが差し出してくれた“当たり前じゃない優しさ”

今でも、あの苦笑いとあったかいまなざしを思い出すと、
胸の奥がじんわりあたたかくなります。


アメリカの道には注意。でも、人はあったかい。

今回の出来事でわかったのは、
アメリカでは交差点や路肩の舗装が日本ほどきれいではないということ。

足つきギリギリのバイクやタンデム旅では、
ほんの数cmのうねりが転倒につながることもあるのです。

でも同時に――

❝アメリカには、優しくて気のいい人がたくさんいる❞

そのことを、旅のはじめに身をもって感じた出来事でした。

「Oh!ディーゼル!!」って叫びながら走ってきた救世主の話

アメリカロードトリップ3日目、事件は起きた

それは、スタージスを目指す初めてのアメリカロードトリップで起きた、忘れられないトラブルでした。

私たちはラスベガスを出発し、友人3台+夫+私の計5台で北上中
壮大な景色と開放感に包まれながら、スタージスに向けて走る旅の3日目――
とある郊外のセルフ式ガソリンスタンドで、事件は起きました。

夫がいつものように給油していると、隣のレーンにいた男性が突然叫びながら走ってきたのです。

「Oh!ディーゼル!!」

ノズルの色が日本と違う!

振り返ると、夫が手にしていたのは、なんとディーゼルのノズル

アメリカでは、ディーゼル=緑のノズルが一般的。
でも、日本では「緑=レギュラー」「黄色=ハイオク」という感覚なので、
緑ノズルを見て“これハイオクでしょ”と無意識に選んでしまったのです。

燃料の種類日本の色感覚アメリカのノズル色表示例
レギュラー黒または赤UNLEADED / 87
ハイオク黒または赤PREMIUM / 91
ディーゼル緑(これが罠!)DIESEL

表示も小さくて英語表記ばかり。旅の疲れと油断が重なって、確認を怠ってしまいました。

偶然の出会いと仲間の備えに感謝

夫がすでにディーゼルを私のバイクのタンクに半分ほど入れてしまったそのとき。
たまたまディーゼルを買いにトラックで立ち寄っていた男性が、ノズルに気づいて走ってきたのです。

「Oh!ディーゼル!!」

慌てる私たちに落ち着いた声で話しかけてくれたその男性は、
なんと状況を察して、手際よく手伝ってくれました。

実際にディーゼルを抜くのに使ったのは、仲間が日本から持参していたしゅぽしゅぽポンプ(ハンドポンプ)
私たちは、少しの車載工具と、仲間の備えに、本当に救われたのでした。


🔧 実際に使った!しゅぽしゅぽポンプ(ガソリン移し替え用)

今回のディーゼル事件でも活躍してくれたのが、この手動のしゅぽしゅぽポンプ(ハンドポンプ)
実は、仲間のひとりが日本から持ってきていたもので、まさに救世主アイテムでした。

数台で走るツーリングでは、バイクごとにタンク容量が違うので、給油のタイミングもバラバラになりがち。
万が一ガス欠になってしまったとき、仲間からガソリンを分けてもらうことができるこのポンプは、ほんまに頼れる存在!

私のまわりでも、カスタムタンクで容量の少ないバイクに乗ってる仲間は、ツーリングのとき必ず積んでます

軽くてかさばらないのに、いざというときに大活躍!
海外でも、日本のツーリングでも、1本持っておくと安心だニャ🐱


🔧アメリカツーリングでは最低限の工具も分担して持参していました。

「こんなとき使えるかも?」が、意外と本当に役に立つ。
軽量で持ち運びやすいツーリング向け車載工具はこちら👇

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あたたかい会話と気づき

作業が落ち着いてから少し話をすると、彼の名前はステファン
仕事中でトラックに乗っていたそうですが、実はハーレー乗りで、以前は毎年スタージスにも来ていたとのこと。

さらに話題は自然と私の身長のことへ。

ステファンの奥様は韓国出身で、とても小柄で華奢な方だそう。
それで私を見て、ニコッと笑ってこう言いました。

「You ride Harley? Wow… That’s impressive.」
「Small Asian women are tough!」

なんだかちょっと誇らしいような、くすぐったいような気持ちになって、笑い合ったのを覚えています。


See you again

作業を終えて、私たちが出発の準備をしていると、ステファンは少し寂しそうに言いました。

「I can’t go to Sturgis this year. Work, you know.」
「See you again.」

その言葉が、今でも忘れられません。
広いアメリカの、たった一つのガソリンスタンドで出会ったステファン。
ほんの数十分のやり取りだったけれど、人の優しさとつながりを強く感じた瞬間でした。


この体験から学んだこと

  • ノズルの色に頼らず、燃料の表示を必ず確認!
     → “UNLEADED”“PREMIUM”の文字と、オクタン価(87/89/91)をしっかり見る!
  • “DIESEL”と書かれていたら絶対NG!
     → 日本人感覚だとつい手が伸びそうな緑色でも要注意。
  • 工具や知識も大事。でも、人の優しさにも助けられることがある

旅先でのハプニングも、出会いによって忘れられない思い出に変わる
あのときステファンに会えたことは、きっとこの旅最大の“奇跡”だったのかもしれません。


給油所に財布を置き忘れた!スタージスで起きた奇跡のエピソード

これは、私の友人がロサンゼルスからスタージスを目指して走った旅の中で、実際に起きた出来事です。私がアメリカで初めてロードトリップをした年の少し前のこと。思い出すたびに、静かに心に残るような体験です。

ガソリンスタンドで起きた、うっかりミス

長距離のツーリングでは、ガソリンスタンドに立ち寄る回数も自然と増えます。 その日も、いつものように給油を終えて再び走り出したあと、数時間が過ぎたころ。友人のひとりが「……財布がない」と気づきました。

どうやら、給油ポンプの上に置いたまま出発してしまったようでした。すでに何百キロも先に進んでいて、どこで落としたのかもはっきりしない。戻るには距離も時間もかかりすぎる状況でした。

財布はあきらめて、旅を楽しむことに

すぐにクレジットカードは停止。幸いなことに、その友人は現金を3か所に分けて持っていたので、旅を続けることができました。

「もう、仕方ないね」

と気持ちを切り替え、スタージスでの滞在を楽しむことにしたそうです。

ロサンゼルスに戻ってからのサプライズ

スタージスでの1週間を終え、ロサンゼルスのレンタルショップにバイクを返しに行ったときのこと。

スタッフがにこやかにこう言ったそうです。

「Hey!君に素敵な贈り物が届いてるよ!」

何のことか分からず手渡された小包を開けると、なんと中に入っていたのは――

あの時の“財布”が戻ってきた

そう、あの日ガソリンスタンドに置き忘れてしまった財布でした。

しかも中身は、カードも現金もそのまま。

スタッフによれば、どこかのバイカーが財布を見つけ、中に入っていたレンタルショップの名刺を頼りに連絡してくれたとのこと。そして、そのまま宅配便でショップに届けてくれたそうです。

名前も残さず、連絡先もなし。ただ静かに送り届けてくれた、見知らぬ誰かの行動に感謝するばかりです。

日本でもなかなかない、こんな出来事

日本でも、こんな風に財布が戻ってくる話はそう多くはありません。 それが異国の地アメリカで起きたということに、友人たちも私も驚きました。

確かにアメリカは「物騒」と言われることもありますが、こういう場面で人の親切さに触れると、それだけで旅の印象が大きく変わります。

スタージスの時期には、全米から数十万台のバイクが集まります。 あの財布を届けてくれたのも、おそらくその中の誰かだったのでしょう。

旅のトラブルも、記憶に残る体験に

財布をなくすというアクシデントは、旅にとっては大きな痛手。でも、だからこそそのあとに起きた出来事が、心に残る思い出になることもあります。

予定通りにいかないのが旅。けれど、そんな中で人の優しさに触れたことが、何より印象に残る体験になったそうです。

この話は今でも、「スタージスの旅の中で起きたちょっとした奇跡」として今でも語り継がれています。

現地でカードが使えない!? 出発前の“ひと手間”を忘れて大ピンチ

スタージスのレンタルハーレー屋さんで焦った瞬間

アメリカ・サウスダコタ州のスタージスという町で、レンタルハーレーを1台だけ飛び込みで借りようとしたときのことです。
受付で楽天カードを出して手続きをお願いしたところ…

「Sorry, it was declined(使えません)」

何度か試してもらいましたが、やっぱり通らず。
それまで海外でも何度も使っていたカードだったので、内心かなり焦りました。

実はこのとき、ある大事なことを忘れていたんです。

UnsplashVagaroが撮影した写真

原因は「出発前の海外利用通知」をしていなかったこと

カード会社では、不正利用を防ぐために「突然の海外利用」に反応して自動でロックがかかることがあります。
とくに観光地ではないようなローカルショップや、利用履歴のない小さな店舗だと、セキュリティが働きやすい傾向があります。

私が使おうとしたのも、スタージスの町にある小さなレンタルバイク屋さんでした。

原因は、楽天カードに“海外利用の出発前連絡”をしていなかったこと
日本にいるうちに、チャットサポートで渡航期間と渡航先を伝えておく必要があったんです。


慌ててサポートに電話→なんとか決済成功

その場でカード会社に電話して、事情を説明。
セキュリティロックを解除してもらい、無事に決済できましたが、正直かなり焦りました。

それ以来、私は海外に行く前は必ず、楽天カードのチャットサポートから「旅行する国」と「期間」を申告するようにしています。

出発前のこのひと手間だけで、安心感がまるで違います。


小さなお店や観光地以外はロックがかかりやすい

アメリカはカード社会とはいえ、マイナー地域の個人店やガソリンスタンドなどでは、
日本のカードが弾かれてしまうこともあるんです。

実際、スタージスは観光客の多い場所ではありますが、使おうとしたのは大型店ではなくローカルなレンタルバイク屋さん。

「ロックされて使えなかった」なんてことにならないよう、海外旅行前の通知は本当に大事です。


クレカは普段1枚主義でも、旅先では予備もあると安心

私は普段、楽天カード1枚だけで生活しています。
銀行・証券・モバイルも楽天でそろえている「楽天経済圏」の住人です。

でも、アメリカ旅行では三井住友VISAカードを予備としてもう1枚だけ持っていきました。
基本的には使いませんが、こうした万が一の時に備えておくと安心です。

ちなみに今回の旅では、そのスタージスの一件以外は、すべて楽天カードでスムーズに決済できました!


セキュリティロックは、安心できるカードの証でもある

カードのセキュリティがかかってしまうと、ちょっと面倒に感じるかもしれません。
でも、それはカード会社がしっかり不正利用を監視してくれている証拠でもあります。

旅先で安心して使えるかどうかって、カードを選ぶ上でとても大事なこと。
そういう意味でも、私は楽天カードを自信を持っておすすめしています。


💳私が楽天カードを使い続ける理由

  • ポイントが貯まりやすくて、楽天市場や楽天トラベルでも使える
  • 楽天ペイとの連携でスマホ決済にも強い
  • しかもデザインも可愛いカラーが選べて、気分が上がる!

旅行にも日常にも使いやすくて、私の暮らしにぴったりなんです。

楽天カードには、ミッキー柄やピンクの限定デザインなど、
選べるカラーもたくさん!気分が上がる1枚を探してみてくださいね。

💳\私も使っている楽天カードはこちらから/
【楽天カード公式ページ】
※ポイントも貯まりやすく、旅行にも便利!

まとめ|海外旅行前はカード会社への出発連絡をお忘れなく

  • 事前に旅行の「国」と「期間」を楽天カードのチャットサポートに伝える
  • 特にマイナー地域や個人経営のお店ではセキュリティロックに注意
  • 普段は1枚主義でも、海外では予備カードもあると安心

これから海外旅行を考えている方の参考になればうれしいです✈️🌍
楽しい旅を、安心して楽しんでくださいね。

交差点での立ちゴケ、給油ミス、財布の置き忘れ――
いろんなトラブルがあったけれど、そのたびに助けてくれたのは、
見知らぬ土地のやさしい人たちでした。
そんな一期一会も、アメリカ旅の醍醐味のひとつです。最後まで読んでくださって、ありがとうございました。旅のハプニングも、出会いや発見につながる大切な一瞬。
あなたのアメリカツーリングも、素敵な出会いに恵まれますように。

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